『ポライト・ソサエティ』Polite Society

インド人がカンフーの修業をするイギリス映画。「???」がいっぱいのまま見に行った。見たら理由が分かった。正確にはインドではなく、パキスタンをルーツに持つ英国在住の人たちのコミュニティを描いたもの。パキスタンは宗教的な理由により、インドから分離独立した国(パキスタンはイスラム教、インドはヒンドゥ教が主)。劇中、イスラム系のインド人のような翻訳があったような気がするが、パキスタンとインドの関係を理解しづらい日本人のために、苦労して説明したのではないかと思う。
カンフー修行中のリア(妹)と、美術学校を中退してしまったレナ(姉)。在英国パキスタン人の社交界トップ・ラヒーラと息子サリム。ある日、ラヒーラの豪邸で夜会が催され、レナはサリムに見初められる。猛アタックを受けるレナであったが、リアの眼にはサリムがマザコンチャラ男に見えるのであった。姉を救おうと作戦を立てるリアであったが、実は当初の想定より重大な陰謀が企まれていたのだ。それに気づいたリアは、同級生の協力を得て、結婚式で姉を奪取する計画を立てたのだ!



英国出身 生年不詳 活動期間2020-

タイトルをそのまま訳すと「礼儀正しい社会」と言うことになるのか。これは多分に風刺を含んだタイトルと言えよう。元気いっぱいのアクションと、最後に戻る姉妹の絆が大変良い。
監督は、ニダ・マンズール、パキスタン系英国人である。生理や生殖に関わることを結構あからさまに描くところがあり感心していたら、監督が女性だと知り納得した。自分としては、この監督のことを非常に高く評価する。

ちょっと辛口で言わせてもらうと、ガラパゴス・ジャパンの諸氏にぜひ見てもらいたい。日本人よ、視野を広げよ。