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時々映画のこと

『モンキーマン』Monkey Man

2024年 アメリカ合衆国 121分

監督・主演のデヴ・パテルの怒りを感じるのだ。それは物語の中だけでのことでなく、彼の怒りのもっと深いもの。社会とか、政治とか、お金とか、権力とか、そういう大きくて深いもの。

キッドは闇のファイトクラブで働いている。それは賭博ファイトで、キッドは猿の面をかぶった殴られ役である。キッドは幼いころに母を殺された。母はキッドの見ている前で、殴られて刺されて焼かれたのであった。母を助けようとして負った手のやけどは、大人になった今でも残っている。キッドは復讐の鬼と化したのだ。ある時、高級売春宿に潜入することに成功したキッドは、売春宿のVIPルームに、母を殺した汚職警官を見つけたのだ。

キッドを演じた、デヴ・パテル Dev Patel April 23, 1990-  (age 34 years), Harrow, 英国出身 インドにルーツを持つパパとママが、英国で出会ってデヴが生まれた。そんな経緯が、デヴをさらに魅力的にする。

闇のファイトクラブのMCを演じる、シャールト・コプリー Sharlto Copley November 27, 1973- 南アフリカ共和国ヨハネスブルグ出身

キッドの母を演じる、アディティ・カルクンテ Adithi Kalkunte

高級売春宿のコールガール・シータを演じる、ショービター・ドゥーリパーラSobhita Dhulipala May 31, 1992- インド出身 正統派インディアンビューティー

格闘シーン、逃走シーンの臨場感がすごいのだが、これは手持ちカメラで追いかけているのだろうか。少し脱線するけど、ウオン・カーワイと組んだ、クリストファー・ドイルを彷彿させる迫力である。途中若干ピンボケもお構いなし、手振れと思しき振動もあり、のめり込むに十分なカメラワーク。

当初この映画は、Netfrix配信用に作られていたらしい。しかし作品を見たジョーダン・ピール*が映画館での上映を推し進め、ユニバーサル・ピクチャーズの配給で全米公開されたのだそうだ。と言うことで米国の映画と言うことになっているが、中身はインドのアクション&スリラーである。撮影地については情報が不確かであるが、ムンバイを想定した街を設定し、インドネシアでロケしたらしい。

*ジョーダン・ピール(Jordan Peele, 1979年2月21日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、脚本家、映画監督、映画プロデューサー、コメディアン。

インド映画ではあるが、現在のところインドでの上映は予定されていないそうだ。インドの社会問題に真っ向から切り込み過ぎて上映できないと解説を読んだのですが…デヴ・パテル目当てで見に行きましたが、大変な社会問題を扱った映画でした。

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デヴ・パテル、今後も追いかけまっせ。