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『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』Joker: Folie a Deux

2024年製作/138分/PG12/アメリ

ご存知、ジョーカーの続編。前作ジョーカーは怖すぎて、終盤「もういいです…」と映画館で辛くなったくらい。もっと怖いのかとビビりながら観に行った。

5名殺害の罪で勾留中のアーサー。音楽療法を受けることになったアーサーは、そこでリーと出会う。歌を歌いながら誰かを殺すんか? と、ギョッとしたけど、そうではなかった。リーは優しそうで、音楽を愛する人に見えた。

レディー・ガガが素晴らしかった。舞台用の濃いメイクしか見たことなく、造られた人の印象を持っていたが、それは違ったようだ。素顔に近いメイクで彼女の本来の表情をみることができた。独特の低い声で歌い始めると、自分は緊張した。ミュージカル仕立ての演出に賛否両論のようだが、自分は前作が怖すぎたので、アーサーとリーの人間らしいやり取りがとても良いと感じた。レディ・ガガの歌が素晴らしいのはもちろんのこと、ホアキン・フェニックスの少ししゃがれた声との重なり合いも感動的だった。

アーサー(ジョーカー)を演じる、ホアキン・フェニックス Joaquin Phoenix
October 28, 1974- プエルトリコサンファン出身
役のため、相当な減量をしているようだ。取材の写真で見る、ふっくら・がっしりした体つきと明らかに別人だ。

リーを演じる、レディ・ガガ Lady Gaga  本名は、ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ Stefani Joanne Angelina Germanotta March 28, 1986-  ニューヨークシティ・マンハッタン出身 アメリカ合衆国

フォリ・ア・ドゥの言葉から、もっと病的な場面を想像したが、それも違ったようだ。異常性というより心理描写であった。精神医学用語で〇〇フォリアと言うと、〇〇疾患のような意味になる。余談であるが、メンヘラに共依存するような状態もフォリ・ア・ドゥと言うのではないか。結構身近に例があるぞ。

最期のあっけない幕切れは、ジョーカーを終わらせたい監督の望みだったのか? アーサーを訪ねてきたのはリーだったのか、いや、そうに違いない。それも明らかにならないまま、アーサーは息絶えて行く。

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