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時々映画のこと

『ブラック・ドッグ』 狗阵

2024年/中国/110分/北京語

過失致死罪で服役していたランは、刑期を終えて故郷に戻ってきた。時は2008年北京オリンピックの少し前。オリンピックに備えて野犬を駆逐し、街を活性化しようという動きがあった。ランは、野犬を捕まえる活動に加わるのだが、犬に情を動かされてしまう。中でも一匹の黒犬と特別な友情を交わすようになる。

舞台は、ゴビ砂漠のある街。本当のところ、ロケ地は何処だったのだろう。荒涼たる砂漠の風景と、さびれつつも生活感のある集落の様子。多くの野犬。さらに動物園の存在。ランは殆ど口を利かず、仕草と視線で見るものを圧倒する。ヤバ、こいつカッコいい。

主人公ランを演じる、エディ・ペン Edward Peng Yu-Yan 彭于晏 1982年3月24日- 台湾澎湖県出身、13歳でカナダバンクーバーへ移住。ブリティッシュコロンビア大学で経済学を学ぶも、中華圏での俳優活動のため中退。

ランの体が見事で(半裸シーンと尻出しシーンあり)、演技が見事で、バイクの運転が見事である。これは乗り慣れた人の運転である。そして忘れてならないのが、黒犬シンである。恐ろしい野犬として振舞うのも、ランに従い心を通わすのも、このワンコの見事な演技なのである。

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俳優も監督も中国人であるが、カンヌで高評価を得たのに納得できる。ランに見惚れ、彩度の低い砂漠と集落の様子に引き込まれ、没入感、そして感動が残る。

さて余談だが、ワンコを乗せるため、バイクにサイドカーを付けるのだが、このサイドカーが右側についてる場面と左側についてる場面があるのだ。場面によって使い分けてるのか、映像が裏返しなのか。