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『ランガスタラム』Rangasthalam

インド 2018年3月30日 174分 テルグ語

1980年代の架空の村、ランガスタラム。腐敗した地方政府と協同組合に対抗する、兄弟の話。弟チッティ・バブ(ラーム・チャラン)と兄クマール・バブ(ピニセッティ)。チッティバブは難聴で、肝心なところを聞き漏らす。兄を助けて活動するときも、思いを寄せる女性と会話するときも、どうもすれ違ってしまうところが肝である。

クマール・バブは、地方政府の不正行為を見抜き、自ら会長に立候補する。村民の気持ちを集め、活動が軌道に乗ったところで命を狙われてしまう。腐敗をはびこらせた悪徳会長とその仲間をやっつけるのだが、事態はそれだけで終わらなかったのだ…

チッティ(ラーム・チャラン)と、ラーマ・ラクシュミ(サマンサ・ルース・プラブ)のダンスは素敵である。良く動くなぁと感心できます。

その一方で、政治の腐敗、汚職カースト制度の問題、女性の地位の問題など、インドが抱えているであろう問題を正面から切り取っている。日本人には難解な文化的背景を含むが、そこはキチンと受け止めよう。世界の中で日本の方が特殊なのかもしれないから。

ラム・チャラン Ram Charan 1985年3月27日
インド、タミル・ナードゥ州マドラス

サマンサ・ルース・プラブ Samantha Ruth Prabhu 
1987年4月28日 インド、タミル・ナードゥ州マドラス

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