これは映画ではなくドラマなのだが、映画カテゴリーの中に入れてみる。韓国の財閥令嬢で実業家でもあるユン・セリ(ソン・イェジン)と、北朝鮮の特殊部隊将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)。セリはパラグライダーで飛行中に誤って軍事境界線を越え、北朝鮮の非武装地帯に落ちてしまう。木に引っかかっているところをジョンヒョクに助けられるのだが…
一話あたり70分から110分と長めである。韓国のドラマの放送枠はどのようになっているのだろうか。それが16話あるので、結構な長編である。しかし韓流の罠にはまる人は多いに違いない(冬ソナを超える中毒性だ)、見始めた初日に1話から8話まで、約10時間見続けるという快挙(暴挙?愚挙?)を成し遂げた。
物語は韓国目線で描かれているが、北朝鮮と韓国の関係についての基礎知識は持ってから見てほしいと感じた。画面が表示されたとき、北か南かすぐ判断できる程度の予備知識は絶対必要だ。甘々の愛情ものであるのは事実であるが、北と南の関係を承知している方が絶対に興味深く見ることが出来る。
「ドラマのようになるはずない」と思うかもしれないが、恋愛下手と思う方はぜひ見てください。セリフを真似して声に出してみてください。繰り返すうちに何かを乗り越えるかも。