上映言語はデンマーク語、原題『Druk』大量飲酒。
冴えない高校教師の四人組。授業や生徒・保護者との関係がうまくいかない。そこで、ノルウェー人の哲学者が提唱した「血中アルコール濃度を一定に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を持ち出した。そしてそれを証明するため、四人で実験をすることになったのだ。
少量アルコールのほろ酔い状態では、饒舌になり授業も上手く進むのであった。しかし飲酒量が次第にエスカレートし、実験は思わしくない方向に進んでいく。
オジサン4人の友情が素晴らしくて、気持ちを揺さぶられます。実験が変な方に進み始めると、見てる方もハラハラするのですが、オジサン同士で助け合い、何とか何とか乗り越えていくのですが…
緊張した時に少し飲むと、すっと緊張が取れる感じ、酒飲みならきっと経験したことがあるはず。四人の表情と仕草で、物語はこんなにも面白くなるものなのだ。教師だって人間。また、デンマークの高校の様子も良く伝わって興味深い。
マッツ・ミケルセンは、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』でドイツ人の科学者役としても出演している。こちらも必見だ。