「ムーミン」の原作者、トーベ・ヤンソンの半生をつづったドラマ。
可愛らしく、のんびりした印象の、ムーミン。何となくみんな知っているだろう。しかしムーミンのんびりキャラとは全く異なり、作者トーベ・ヤンソンの生き方は大変個性的なものだった。芸術家の家庭に生まれたトーベは、作家・画家として才能を発揮し、ムーミンが生み出される経緯が描かれる。
トーベには男性の恋人がいて(複数いたらしい)、女性のパートナーもいて(複数いたらしい)、感情豊かな奔放な人だったらしい。もちろん映画の描き方の方針もあると思うので、その切り取り方については、それで全てなのか、それが正しいのか、それは映画よりトーベの伝記等々で調べる必要があるだろう。
制約の多かった時代であったかもしれないが、能力すぐれた素晴らしい人である。その作品が我々にも接することが出来る形で残ったのは、貴重なことです。