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『レオン』Léon 完全版

1994年 アメリカ フランス 110分(劇場版) 133分(完全版)

ニューヨークで仕事をする、プロの殺し屋、レオン。レオンのアパート隣室に住む、マチルダ。ある日「仕事帰り」のレオンは、アパートの階段でマチルダに出会った。

チルダの父親は、麻薬の密売組織に関わっていた。その「商品」を横領した疑いで麻薬取締局の捜査を受けるのだが、それは銃撃戦に発展し、マチルダの家族は全員射殺されてしまう。買い物から帰ってきたマチルダは家の異常な状況を察し、隣室のレオンに助けを求めるのであった。

麻薬取締官に対し家族の復讐を誓ったマチルダは、レオンと共に「計画」を進めるのであるが…

レオン役 ジャン・レノ Jean Reno 1948年7月30日 – 
ロッコカサブランカ出身 フランス国籍

チルダ役 ナタリー・ポートマン Natalie Portman
1981年6月9日 - イスラエルエルサレム出身
レオン出演時の様子と最近の様子

麻薬捜査官役 ゲイリー・オールドマン Gary Leonard Oldman
1958年3月21日 - イギリス・ロンドン出身

大好きなシーンのひとつ。大股で歩くレオンについて行こうと、一生懸命歩くマチルダが本当に可愛い。この組み合わせを思いついた監督のセンスが素晴らしい。

小児性愛的な要素があるということで、劇場版は大幅なシーンの削除が行われたそうだ。大男と可憐な少女の組み合わせは、そのような印象をもたらすであろう。しかし自分の感想としては、とんでもなく不安定な状況ではあるが、もっと精神的な結びつきとして描かれていると感じる。危なっかしくて危なっかしくて、何もかもハラハラする状況が続く。

一方で麻薬捜査官は、自身が薬でキメちゃっているのである。その狂気をはらんだ視線と仕草が恐ろしい。麻薬捜査官を演じる、ゲイリー・オールドマンであるが、そんな様子を見事に表現している。

素晴らしい映画である。監督リュック・ベッソンの代表作となった。リュック・ベッソン作品は他にも良いものが沢山あるので、少しずつ紹介していきたい。

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