19世紀、パリ、オペラ座。劇場では仮面をつけた謎の怪人の仕業とされる事件が続いていた。リハーサル中の事故が原因で、突然プリマドンナの代役を務めることになったクリスティーヌであったが、舞台は見事に成功し大絶賛を浴びた。劇場の支援者として名乗りを上げていたラウル子爵は、クリスティーヌの歌声を聞いて彼女のことを思い出す。ラウルとクリスティーヌは、特別な幼馴染だったのだ。
クリスティーヌは楽屋裏から聞こえる「天使の声」を信じて歌声を磨くのだが、「天使の声」の正体は仮面の怪人だったのだ! 怪人の正体は?クリスティーヌとラウルの関係は?
ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウイルソンは、ミュージカルシーンの歌唱もすべて本人が担当。スワロフスキー・クリスタル製のシャンデリアは豪華絢爛。劇場でシャンデリアが落下する場面は圧巻だ。
原作「Le Fantôme de l'Opéra」は、フランスの作家ガストン・ルルーによって1909年に発表された小説。過去何度も映画化され、舞台化されている。その都度、内容の解釈等が変化しているようだ。勉強の余地あり。
要所要所で突然流れる、ファントムのテーマは恐ろしい(そして素晴らしい)。音響の良い劇場を選んだほうが良いかも。