カテゴリーは、コメディ・ドラマになっているようだけど、それは違うかもしれない。企画制作のアーミール・カーンの愛が一杯に詰まった、社会派ストーリーではないか。
インドのある地方の話。新郎は新婦の実家に妻を迎えに行く。バスに乗り列車に乗り、新郎の家へ向かうのである。その日は大安吉日、何組かの新郎新婦が混雑した列車に乗っていた。新郎ディーパクは、新婦プールの手を引いて列車を降りたつもりだったのだが、なんとそれは別の女性だった! 新婦は皆ベールで顔を隠していて、取り違えてしまったのだ! 間違った家に辿り着いてしまった新婦ジャヤ。しかしジャヤは正体を隠そうとし怪しい行動をとる。一方9つ先の駅で取り残されてしまったプール。駅の屋台のオバチャンに拾われるのだが・・・
エピソードの元ネタを確認することはできないのだが、汚職警官とか、子を産めなかった女性が焼殺されるとか、女性の進学とか、多分きっとインドの中でまだ無くなっていない問題を取り上げていると思われる。面白おかしく表現しているけど、それだけですまない現実があるはずだ。
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インドの迷子ネタには、とても心を揺さぶられてしまう。プールとディーパクが再会できた場面なんて、涙なしでは見られない。ジャヤの行方もどうなるかとハラハラだったけど、最後は自分の夢に走り出す。見て良かった。感動です。
インドの迷子もの「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」こちらも強力おススメです。