かつて鉄鋼業で大いに栄えた、イングランドのシェフィールド。しかし今では不況の嵐が吹きすさび、失業者があふれていたのだ。鉄工所を解雇された6人の男たちは一攫千金を狙い、男性ストリップショーを企画するのだが…
愛すべき6名の男たちであるが、実はイケメン・マッチョはいなかった。運動神経に問題があったり、体形に問題があったり、何やら微妙な顔ぶれである。しかも家族関係に問題を抱えるものも混ざっていて、危なっかしいのである。
個人的には、息子(ネイザン)と男親(ガズ)との関係がとても印象的である。年齢の差があっても、男同士の(お互いを尊重する)素晴らしい関係が描かれていると思う。最後「Out(行け!)」と、息子に背中を押される父親の様子がとても良い。もしかしたら背伸びしてるのかもしれないけど、状況を把握して大人を冷静に見てるネイザンの視線が頼もしい!
ジョークが好きで、ちょっと辛口の英国人、泣き笑いの一時間半です。幸せになれるよ。