リバーフェニックスの映画なのですが、美しい美しいキアヌリーブスをぜひ見てほしい。ドラッグとお酒でたむろっていた少年たちが、次第にそれぞれの人生を歩き始める。テーマは重く暗く、決して楽しいものではないのだが、その詩的な表現はむしろ美しさを感じさせます。同性愛・男娼の物語。
この映画の2年後、リバーフェニックスは薬物の過剰摂取で命を落としてしまったのだが、現実と虚構の間をフラフラゆらゆら行き来する彼の、人柄そのものが映像に残ったのではないかと思ってしまう。それは、現実世界に重きを置いたキアヌリーブスのあり方も、同様に映像に残った気がする。この映画の時点で、リバーとキアヌの先のことが分かっていたわけではないのに。
それは因果関係はないのだが、半分虚構の世界に生きていたようなレスリーチャン張國榮と、ガッツリ向き合いながらも現実世界に軸足を残すトニーレオン梁朝偉の関係に、重ね合わせてしまった。オタクの妄想。